<印西貯水槽遺体>死亡男性の車を都内で発見 千葉県警、外出後の足取り捜査

事件現場付近を捜査する県警の捜査員ら=10月28日午後2時30分ごろ、印西市
事件現場付近を捜査する県警の捜査員ら=10月28日午後2時30分ごろ、印西市

 印西市の防火貯水槽内から左足首が切断された会社員、宮内孝介さん(46)=成田市=の遺体が見つかった事件で、宮内さんの車が東京都内で見つかっていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。別の事件で警視庁に逮捕された男が宮内さんの車に乗っていたという。宮内さんは車で自宅を出た後から行方が分からなくなっており、県警は宮内さんの足取りや車が男の手に渡った経緯を慎重に調べている。

 捜査関係者によると、宮内さんは10月16日午後3時ごろ1人で自家用車に乗って外出した。自宅にいた家族には行き先などを告げず無断で出発し、その後連絡が取れなくなったという。

 数日後、都内で宮内さんの車に乗った男が逮捕され、男は「持ち主から借りた」と説明していたという。県警は男から事情を聴き車を入手した経緯を調べる方針だが、男が宮内さん殺害に関与した可能性は低いとみている。

 また、遺体発見後に県警が事情を聴いた人物が「宮内さんが過去の窃盗被害に関係してトラブルになっていた」という趣旨の話をしていたとの情報もあり、県警は宮内さんが何らかのトラブルを巡って殺害された可能性があるとみている。

 県警によると、宮内さんの妻が24日に成田署に行方不明届を提出し、27日午前には県警本部に「宮内さんがトラブルに巻き込まれている」と通報があった。県警は28日午前、印西市小林の防火貯水槽内で浮いている宮内さんの遺体を発見。関係者からの情報などを基に捜索していた。

 遺体には致命傷となり得る首の切り傷など複数の損傷があり、左足首が切断されていた。宮内さんは24日ごろまでに殺害されたとみられる。県警は殺人、死体損壊・遺棄事件として印西署に捜査本部を設置している。


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