「猫の里親探しに使った」 29万円横領、餌代や去勢手術に 茂原市の職員懲戒免職

 茂原市は25日、市が事務局を担う自然保護関係の団体の預金口座から29万3千円を横領したとして、教育部の男性主事(32)を免職の懲戒処分にした。男性主事は横領した金を野良猫の里親探しに使っていたと説明しているという。

 市職員課によると、男性主事は2018年12月28日~今年3月31日まで、預金口座から11回にわたり現金を不正に引き出し、私的に流用していた。男性主事は同団体の通帳、印鑑を管理していた。全額返金したという。管理監督責任で当時の上司ら7人も減給などの処分を受けた。

 男性主事が通帳を紛失し、再発行の手続きを進める際、上司が不審な引き出しに気付いて発覚した。男性主事は保護した野良猫を空き家になっている祖父母宅で飼育し、里親探しをしていて「餌代や里親に渡す際の去勢手術に使った」と話している。

 田中豊彦市長は「極めて遺憾であり、市民の信頼を損ない深くおわびする」とコメントを発表。同市は全庁的に管理している団体の会計管理を調査し、再発防止に努めるとした。


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