スマホ横領捜査怠る 犯人隠避容疑、警部補ら書類送検 千葉県警

 千葉県警は6日、拾ったスマートフォンを横領した男に元の場所に戻すよう指示して必要な捜査を怠ったなどとして、行徳署地域課の男性警部補(39)を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とし、黙認した男性巡査部長(41)と男性巡査長(34)を含む3人について犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検した。

 県警監察官室によると、警部補ら3人は同署に所属していた2018年11月、自転車の占有離脱物横領事件に関与した40代の男を摘発。身柄引受人を探す中、男が持っていたスマホが別人の所有物と分かったが、警部補が「拾った場所に戻しておけよ」と伝え、遺失物横領事件として適切な処理をしなかった。

 昨年9月、万引容疑で逮捕された男が、関与が疑われた遺失物横領事件の調べで「警察官に指示され、(スマホを)拾った場所に戻した」と述べたため、問題が発覚。警部補は「事件処理に思った以上に時間がかかり、新たな検挙活動をするために深く考えずにやった」と説明している。

 県警は巡査部長を本部長注意、巡査長を所属長注意とした。山崎賢二首席監察官は「誠に遺憾で深くおわびする。職責の自覚や適正捜査の重要性について指導を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。


  • LINEで送る