2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

市原・調査の男性争う姿勢 出土品返還訴訟で初弁論

 国産有銘鉄剣で最古とされる「王賜」銘鉄剣(市原市指定文化財)の出土で知られる古墳時代中期の稲荷台1号墳(同市山田橋)の出土品を無断で持ち出し、占有を続けているとして、市が発掘調査を担当した男性(72)=同市=に返還を求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、千葉地裁(本田晃裁判長)であり、男性側は争う姿勢を示した。

 訴状などによると、男性は市主体で組織した調査会の下で編成された調査団のメンバーとして、1号墳を担当。市文化財センターに嘱託職員として在籍していた1990年、市の許可なく複数の出土品を自宅に運び出したとされ、市は本来の帰属先と位置付ける市への返還を求めている。

 男性側は請求の棄却を求めており、答弁書では出土品の占有について調査団長の了解があったと主張。閉廷後の取材に対し、完成を目指す報告書を巡って「発掘調査は報告までが一つの流れ。報告のため、一時的に保有する権利が認められている」と訴えた。


  • LINEで送る