2人死亡24人感染 千葉市内介護施設3人に 千葉県内コロナ

 千葉県内で23日、看護師や高齢者施設の利用者ら24人の新型コロナウイルス感染が判明した。感染していた県内の80代男性と80代女性の計2人が22日に死亡したことも分かり、県内で確認の死者は18人、感染者は累計775人となった。千葉市は感染者が3人に増えた介護福祉施設を「コスタリゾン千壽苑」(千葉市美浜区)と公表した。

 県によると、死亡した2人のうち、男性は循環器系の持病があり、3月下旬に38・5度の発熱症状が出た。当初は重症ではなかったが、今月になって症状が悪化し、上旬に県内病院に救急搬送され、集中治療室で人工呼吸器を着けていた。

 女性も循環器系の持病があり、今月中旬に同ウイルス陽性と確認。37度台の発熱があり、入所する高齢者福祉施設で療養していたが、持病が悪化し、容体が急変して亡くなった。

 県は死亡者以外に13人の感染判明を発表。鎌ケ谷市の20代女性看護師は医師2人と入院患者2人の感染が判明している千葉西総合病院(松戸市)に勤務し、同ウイルス感染患者の気管挿管を医師とともに行っていた。これまでに四十数人のPCR検査を行っている。

 袖ケ浦市の80代女性は、同市内の高齢者福祉施設「ゆずの里」を通所利用しており、感染判明済みの利用者と接触していた。女性は別の県内施設に入所し、他にも1施設を通所利用していた。県は濃厚接触者の把握を進めている。

 市川市の60代男性は重症で人工呼吸器を着けている。

 千葉市は市内居住の20~90代の男女7人の感染を確認したと発表した。うち2人がコスタリゾン千壽苑入所者の90代無職女性と職員の40代女性介護福祉士。21日に陽性と判明した女性介護職員に続き、同施設での感染確認は3人になった。

 市はクラスター(感染者集団)の恐れがあるとして施設名を公表。最初に感染が判明した職員の濃厚接触者に当たる入所者18人と職員1人をさらに検査する。

 市によると、入所者の90代女性は8日に38・2度の熱とせきが出た。酸素投与を受けている。介護福祉士は12日に体のだるさが出始め現在は軽症。発症前後の11、12日に出勤していた。

 同施設以外では20代女性に高熱があり、酸素投与を受けている。

 県によると、今月初旬と比べ、県内での感染者の増加率は約35%抑制されているが、感染経路不明の人は増えている。

【23日発表の新型コロナ感染者】
千葉市  20代女性 調査中
千葉市  40代男性 自営業
千葉市  80代女性 無職
千葉市  80代男性 無職
千葉市  30代女性 接客業
千葉市  40代女性 介護福祉士
千葉市  90代女性 無職
船橋市  20代女性 会社員
船橋市  50代男性 会社員
船橋市  80代女性 無職
船橋市  40代男性 医療従事者
市川市  60代男性 無職
市川市  50代男性 会社員
市川市  40代男性 会社員
市川市  40代男性 会社員
習志野市 50代女性 アルバイト
習志野市 50代女性 無職
佐倉市  80代男性 無職
袖ケ浦市 80代女性 無職
富里市  40代男性 会社員
鎌ケ谷市 20代女性 看護師
◇市川の介護施設「市川ゆうゆう」
市川市  80代男性 入所者
市川市  80代男性 入所者
東京都  40代男性 職員
※地名は居住地


  • LINEで送る