虐待、LINEで相談を 千葉県教委が中高生向け窓口 外出自粛で増加懸念 新型コロナ

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請により、家庭内での児童虐待の増加が懸念される中、千葉県教委は20日、無料通信アプリLINE(ライン)を活用した中高生向けの相談窓口を当初の予定から前倒しして開設する。若者に身近なツールを通じて相談してもらうことで早期解決につなげ、重大事態への発展を未然に防ぐ。

 県教委児童生徒課によると、「そっと悩みを相談してね~SNS相談@ちば~」と題した事業。昨夏、高校生向けに行った取り組みで、対象を中学生にも広げ、年間を通じて相談を受け付ける態勢を整えた。新型コロナの感染拡大に伴う社会情勢を踏まえ、開設日は9日前倒しする。

 対象者は千葉市立学校を除く県内の学校に通う中高生。家族や友人などの対人関係や自身の性格、容姿、成績、進路といった幅広い悩みに専門のカウンセラーが対応し、緊急性が高いケースは関係機関と連携を図る。同課は「まずは入り口として何でも相談してほしい」と呼び掛けている。

 相談期間は20日~来年3月28日の毎週水、日曜日で時間は午後5~9時。休校期間と重なる20日~5月9日のほか、年始や年度末などにも連日対応できる期間を設ける。県ウェブサイトなどでQRコードを読み取り、「SNS相談@ちば」を「友だち」に追加することで相談できる。

 昨夏(7月20日~9月3日)の相談事業では、928人の登録があり、863件の相談を受け付けた。相談内容は「友人関係」が最も多く「心身の健康・保健」、「学業・進路」「家庭環境」と続いた。生徒からは「相談して気持ちが楽になった」「身近なLINEというツールだと(相談の)ハードルが下がる」といった声が寄せられたという。


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