「会いたい気持ち強く」 リンさん父、遺棄現場で涙 松戸女児殺害2年

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リンさんの遺体が見つかった現場近くで手を合わせるハオさん=24日午前、我孫子市北新田
リンさんの遺体が見つかった現場近くで手を合わせるハオさん=24日午前、我孫子市北新田

 松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=が登校中に連れ去られ殺害されてから2年となった24日、父親のレェ・アイン・ハオさん(36)が、リンさんの遺体が見つかった我孫子市北新田の排水路脇を訪れて花を手向け「リンちゃんに会いたい気持ちはより強くなっている」と涙を浮かべた。

 現場には、月命日に合わせ毎月のように足を運んでいる。砂利道に座り線香を上げ、リンさんの写真やぬいぐるみが置かれたピンク色のほこらに手を合わせた。供えた花は前日、リンさんが通っていた学校の教諭や同級生から贈られたもの。リンさんが好きだったピンク色のバラなどもあった。

 リンさんは排水路に架かる橋の下で見つかった。ハオさんが訪れたこの日は冷たい風が現場に吹き付けていたが、「2年前はもっと寒い日だったことをはっきり覚えている。リンちゃんが見つかった後に雨が降って、見つかるの遅かったら(排水路の増水で)流されていたかもしれない」と言葉を詰まらせた。

 殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた事件当時の保護者会長、渋谷恭正被告(47)は、千葉地裁の一審で「一切関与していない」と無罪を主張。昨年7月、死刑求刑に対し無期懲役の判決が言い渡され、検察側と弁護側の双方が控訴した。

 ハオさんは「日本の法律で早く処罰してほしい」と、インターネットで控訴審での極刑を求める署名集めをしている。控訴審の期日は決まっておらず、「2年たってもリンちゃんに新しい報告ができない」と無念さをにじませ、渋谷被告に対し「許せない。早く認めて謝罪してほしい」と語気を強めた。

 一審判決によると、2017年3月24日、登校中のリンさんを車で連れ去り、わいせつな行為をした上、首を圧迫して窒息死させ遺棄した。リンさんは2日後、排水路の橋下で見つかった。