海岸に頭部や片脚 白子と九十九里 胴体と同一人物か

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成人女性とみられる頭部が見つかった海岸を調べる鑑識官ら=2日午後、九十九里町片貝
成人女性とみられる頭部が見つかった海岸を調べる鑑識官ら=2日午後、九十九里町片貝

 2日午前10時半ごろ、九十九里町片貝の片貝海岸で、砂浜に人の頭部があるのをサーフィンで訪れた男性会社員が見つけた。同日午後5時15分ごろには、白子町浜宿の浜宿海岸の波打ち際で、太ももの付け根から足首までの人の片脚が見つかった。3日前には隣接する大網白里市四天木の堀川河口で切断された成人女性の胴体が見つかっており、千葉県警はいずれの遺体も同一人物の可能性があるとみて身元を調べている。

 県警によると、頭部は短めの白髪で、外傷の有無や切断されたのかは不明。白骨化はしていないが、顔が腐敗して個人が特定できないほどだという。海から打ち上げられた可能性がある。3日に司法解剖する。

 片脚は腐敗しており、左右どちらなのかや性別、年齢は不明。釣り人が見つけ「脚のようなものが1本、足首から先がない」と110番通報した。

 遺体の部位は、いずれも九十九里浜で見つかった。胴体の発見場所から頭部は北東へ約7キロ、片脚は南西へ約1・2キロ離れている。

 胴体は出産経験のある40~60代の女性で、ほとんど腐敗しておらず、死後数日以内と推定される。首から上と両手足が付け根からなく、刃物で切断されたとみられる。県警は東金署に特別捜査班を設置し死体損壊・遺棄事件として捜査している。

◆周辺捜索、物々しさ

 成人女性とみられる頭部が見つかった九十九里町の片貝海岸では、県警の鑑識官らが他の部位や遺留物がないかを調べ、穏やかな海岸は物々しい雰囲気に包まれた。

 頭部が見つかったのは、砂浜の入り口から約150メートル。警察犬2頭が投入され、海岸一帯を捜索した。

 現場は休日には県内外から多くのサーファーが訪れる人気スポット。近くでサーフィン用具店を営む男性(68)は「溺れた人の遺体が打ち上げられることはあったが頭部だけとは…」と顔をゆがめた。