「鉄パイプで殴った」 殺人容疑で2人再逮捕 香取の遺体遺棄

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殺害現場となった資材置き場造成地=9日午後、成田市山之作
殺害現場となった資材置き場造成地=9日午後、成田市山之作

 香取市玉造の山中で成田市幸町、産業廃棄物処理会社役員、加藤和夫さん=当時(69)=が焼損した遺体で見つかった事件で、成田署捜査本部は29日、加藤さんを殺害した殺人容疑で土木建設会社「飯島興業」の元社長で無職、飯島健司(76)=東京都足立区東綾瀬3=と同社元専務で無職、柴田正和(52)=同区谷中5=の両容疑者を再逮捕した。

 捜査本部は両容疑者の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、飯島容疑者は「口論の末、鉄パイプで殴った」と供述している。

 両容疑者は、加藤さんの遺体を焼損させるなどした死体損壊・遺棄容疑で今月8日に逮捕された。千葉地検は29日、2人の同容疑について処分保留とした。

 再逮捕容疑は今月3日、成田市山之作の資材置き場造成地で、共謀して加藤さんに殴るなどの暴行を加え、殺害した疑い。

 飯島容疑者らは、殺害現場から加藤さんの遺体を運び、3日から5日にかけ、遺棄現場で遺体を焼いたとみられる。加藤さんが普段使用していた車が遺棄現場から見つかっている。殺害現場と遺棄現場は直線で約16キロの距離。

 殺害現場とみられる造成地は、加藤さんの会社が飯島容疑者が社長を務めていた会社に整地作業を依頼しており、捜査本部は、整地に使われた土砂や工期を巡る金銭トラブルが事件の発端になったとみて捜査している。

 飯島容疑者らを知る関係者によると、加藤さんは3日午後3時ごろ、殺害現場とみられる造成地で姿が確認されており、その後、飯島容疑者と落ち合ったとみられる。

 知人女性が3日夜、加藤さんと連絡が取れなくなったことから同署に捜索願を提出。7日夜から飯島、柴田両容疑者を任意で聴取したところ、遺体を損壊し遺棄したことを認め、2人の供述通り8日未明、焼損した遺体が見つかった。