9月はがん征圧月間 ちば がんにうち克つ 2023

 がん征圧月間は、がんの予防、早期発見、治療、支援に関する情報を広めるために設定された月間イベントです。本企画「がんにうち克(か)つ」では今回、がんを未然に防ぐことの重要性に焦点を当てます。健康な生活習慣の確立やバランスの取れた食事、定期的な健康チェックなど、予防策は多岐にわたります。

 また、喫煙や過度な飲酒などがんのリスクを高める要因を避けることも大切です。早期発見は治療の成功に直結しますが、それ以上にがん自体が発症しないよう努めることが最善の方法です。がん治療の現場から皆さんに健康を守るための情報を分かりやすくお届けし、健康への意識を高めるお手伝いができれば幸いです。

(県がんセンター病院長 藤里正視)

【1】リスク要因把握重要 生活習慣改善も予防に 食道がんにならないために 千葉県がんセンター副病院長/食道・胃腸外科部長 鍋谷圭宏

【2】ピロリ菌が危険因子 検査や治療方法は進歩 胃がんにならないために 千葉県がんセンター食道・胃腸外科医長 水藤広

【3】誤解注意、皆に可能性 痛む前の検診で発見を 大腸がんと遺伝 千葉県がんセンター食道・胃腸外科主任医長 早田浩明

【4】習慣見直し定期検査 糖尿病発症時は要注意 膵臓がんを予防するには? 千葉県がんセンター消化器内科医長 喜多絵美里

【5】個々の性質知り治療 遺伝子変化に合う提案も 消化器がんとゲノム医療 千葉県がんセンター遺伝子診断部長 横井左奈

【6】研究重ねて要因推計 日々の行動見直す契機 科学的根拠に基づくがんになりにくい食事とは 医薬基盤・健康・栄養研究所/国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部栄養ガイドライン研究室長 片桐諒子

【7】男性で17年以降最多 PSA高値なら生検へ 前立腺がん(疫学、検診、診断) 千葉県がんセンター泌尿器科部長/前立腺センター部長 小丸淳

【8】未転移なら手術推奨 近年有効な治療法次々 腎臓がん(腎細胞がん)について 千葉県がんセンター泌尿器科主任医長 小林将行

【9】早期見極めが重要に 排尿絡む症状は受診を 膀胱がん総論 千葉県がんセンター泌尿器科主任医長 佐藤陽介

【10】ロボ支援手術2000件超 ホルモン療法新薬剤も 前立腺がんの治療 千葉県がんセンター泌尿器科医長 米田慧

【11】適切治療提供へ進歩 リンパ節に超音波活用 肺がんの診断(気管支鏡) 千葉県がんセンター呼吸器内科部長 新行内雅斗

【12】確実検査で最適判断 陽性有無で違う選択肢 非小細胞肺がんに対する薬物治療 千葉県がんセンター呼吸器内科主任医長 芦沼宏典

【13】「骨を切らず」が主流 区域切除に有効性も 手術で治療する肺がん 千葉県がんセンター呼吸器外科部長 岩田剛和

【14】症例状況に応じ適用 「地固め療法」にも注目 肺がんの放射線治療 千葉県がんセンター放射線治療部長 原竜介

【15】精密医療進化へ研究 「ランクス」の働き発見 多様な作用点をもつ新規がん治療コンセプトの確立をめざす 千葉県がんセンター研究所・発がん制御研究部長 上久保靖彦


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