コストコ日本、木更津に本社移転 雇用創出や移住に期待 2022年夏

木更津市に移転する本社オフィスのイメージ(コストコホールセールジャパン提供)
木更津市に移転する本社オフィスのイメージ(コストコホールセールジャパン提供)

 会員制倉庫型店を展開するコストコホールセールジャパンなどは12日、同社の本社オフィスを来年夏、川崎市川崎区から木更津市金田西地区に移転すると発表した。昨年7月に開業したコストコ木更津倉庫店の隣地に開設する。千葉県と木更津市は、雇用創出や従業員の移住、地元企業との取引増加など経済波及効果に期待している。

 県や木更津市によると、同社は昨年12月、木更津倉庫店隣の県有地(5万1881平方メートル)を17億5千万円で落札した。本社オフィスを今後建設し、来年6月の完成を目指している。

 同社は県内に幕張倉庫店(千葉市美浜区)、千葉ニュータウン倉庫店(印西市)、木更津倉庫店の3店を構える。昨年秋には市原市に、東日本の店舗に商品を配送する県内最大級という物流倉庫(約20万平方メートル)も開設した。

 県企業立地課は「これまでも県内に投資してもらっており、東京湾アクアラインや成田空港がある交通利便性を高く評価してもらったのだと思う」と指摘。本社移転も「狙っていた」という。

 県と市は波及効果として、数百人規模の従業員を抱える同社による雇用創出や、物流関係など地元企業との取引増加に期待。立地する木更津市金田西地区は、県による土地区画整理事業(計画人口約7千人)が進み、住宅用地も整備されているため、従業員の移住も見込まれる。

 同課は「コストコは世界的な小売メーカー。木更津や県のイメージアップにもつながる」と説明。同市産業振興課は「金田地区の活性化につながる」と展望した。

 同社は「多くの従業員が木更津市と近隣に引っ越すことが想定される。雇用機会の提供、災害支援や慈善事業への寄付を通して近隣地域を支援し、地域活性化の役に立てれば」としている。

 金田西地区から東京湾アクアライン連絡道を挟んで反対側にある金田東地区には、三井アウトレットパーク木更津など大型商業施設が立地し一大街区を形成しており、一帯の企業進出が続いている。


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