日本初進出!木更津にポルシェ車の体験施設、21年夏開業へ 自然生かしたコース建設 県や市と産業観光振興も

木更津市伊豆島に開業予定のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のイメージ
木更津市伊豆島に開業予定のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のイメージ
木更津市伊豆島に来年夏開業予定のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のイメージ
木更津市伊豆島に来年夏開業予定のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のイメージ
産業振興などに関する覚書を締結した(左から)木更津市の渡辺市長、ポルシェジャパンのキルシュ社長、森田知事=24日、東京都港区の虎ノ門ヒルズ
産業振興などに関する覚書を締結した(左から)木更津市の渡辺市長、ポルシェジャパンのキルシュ社長、森田知事=24日、東京都港区の虎ノ門ヒルズ

 木更津市伊豆島でポルシェ車の体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を建設中のポルシェジャパンは24日、東京都内で記者会見を開き、日本初進出となる施設の概要を公表した。来年8~9月の開業を見込む世界9番目の体験施設で、自然の地形を生かした立体的なコースが特徴。会見には森田健作知事と木更津市の渡辺芳邦市長が同席し、3者で産業や観光振興に関する覚書を締結した。富裕層の来場による経済効果に期待が寄せられている。

 同社によると、センターは43ヘクタールの敷地に全長2・1キロのメーンコースやオフロードコースを用意。レーシングシミュレーターや飲食店を備え、約50億円の投資予算で建設を進めている。

 同社の体験施設では初めて、自然の起伏を生かした立体コースを採用。ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセルなど有名なコーナーを再現し、ポルシェ車の性能を体験できる。同車の所有者でなくても利用可能で、好きな車を90分試乗したり、2~3日かけて指導員が運転技術をレクチャーしたりするプログラムを検討。他企業によるイベント・研修の開催を受け付け、各種ビジネス需要にも対応する。国内の販売店を通じた集客や海外富裕層の来場を見越し、年間約1万人の利用を想定する。

 日本独自で実施する活動として、地元の子どもたちらを対象にした講演会やワークショップを企画。同社は、希少植物の保全地域を設置するなど、周辺の環境に配慮した施設運営を進めるとしている。

 同日の会見では、ポルシェジャパン、県、木更津市が、同施設を通じた産業振興や環境保全に関する覚書を締結。森田知事は「ポルシェは私たちにとって夢のまた夢。その施設が千葉県に来てくれて大変うれしい」と感謝。渡辺市長は「木更津の認知度をさらに高め、幅広い波及効果が期待される。有機的に連携し、魅力あるまちづくりに取り組む」と力を込めた。

 同社のミヒャエル・キルシュ社長は「世界中から多くの人が集まる」と意気込み、成田空港や羽田空港に近いアクセスの良さや、用地の広さが木更津に進出した決め手だったと説明。新型コロナウイルス感染防止策を講じた上での開業になるとの考えを示し、「20年、30年続く施設。長期的ビジョンを持ち、新型コロナでも進める強い意志で推進している」と強調した。


  • LINEで送る