木更津に新ランドマーク 新昭和が落札、誘客期待 金田西の千葉県保留地

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新昭和が木更津市の金田西地区で計画する「(仮称)木更津ゲートウェイ・ヴィレッジ」の完成予想イメージ(同社提供)
新昭和が木更津市の金田西地区で計画する「(仮称)木更津ゲートウェイ・ヴィレッジ」の完成予想イメージ(同社提供)

 千葉県は30日、木更津市の金田西地区の保留地を、総合建設業の新昭和(君津市)が落札したと発表した。同社は物販や宿泊など大小計9棟で構成する「(仮称)木更津ゲートウェイ・ヴィレッジ」を計画しており、2023年から順次開業の見通し。東京湾アクアラインの着岸地に近く、人口流入、地価上昇が好調な地域。房総地域の“玄関口”に新たにできるランドマークは東京、神奈川など対岸地域からの誘客施設として期待される。

 同社が落札したのは木更津金田バスターミナルに隣接する5万2408平方メートル。アクアラインにつながる木更津金田インターチェンジにも近く、対岸地域からのアクセスの良さが特長だ。同社は入居テナントから賃料収入を得る。

 物販は観光客向け地域物産店のほか、地元住民向け商業施設など3棟。医療・福祉施設は2棟を計画し、リハビリ施設や共働き家庭向け保育施設などを想定している。

 宿泊・飲食は4棟。“玄関口”に宿泊施設を設け、房総地域を周遊する観光客に拠点を提供する。将来的な増床をにらみ、2棟分のスペースも空けておく。

 同社担当者は「この地域は企業の出店ニーズが高い」と開発の狙いを話す。

 県都市整備局によると、周辺地域はアクアライン通行料の引き下げ効果などで人口増、地価上昇が顕著。市の人口は県外からの流入が続き、ここ10年で1万人増えた。地価は三井アウトレットパーク(MOP)木更津のある金田東地区でここ2~3年の間は年4%程度の上昇傾向にあり、金田西も土地区画整理の進展で上昇が見込まれる。

 県はMOPなどとの相乗効果で、地域の集客力向上を期待。周辺では他の街区でも分譲を進めており、計画に「金田西地区のまちづくりの大きな一歩となり、今後の保留地販売の促進につながることを期待している」(同局担当者)とした。

 入札は1社、落札額は22億円だった。2月下旬に正式に契約を締結する予定。