大山(193・6m)

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 神奈川県の大山は江戸時代より「大山講」として登られている有名な山ですが、千葉県にも大山と呼ばれる山があります。房総半島の西南端館山市坂田にあり、県道257号(通称フラワーライン)に囲まれたその真ん中に位置する大山です。またの名を「坂田の大山(ばんだのおおやま)」とも言われています。展望の素晴らしい一等三角点のある山で、晴天であれば、眼下に東京湾を見下ろし、霊峰富士は言うまでもなく、遠く南アルプスから丹沢山系、箱根の山、伊豆七島、そして地元千葉県の富山方面の山々が一望できる絶景地です。

 JR内房線館山駅から洲崎方面行きバスにて房総フラワーラインを走り坂田のバス停で下車。県道の海側にトイレがあるので利用してから出発しましょう。県道を渡ると右側に「大山登山口」と書かれた小さな道標があります。民家のある細い道を行くと民宿「庄次郎」があり、ここにも小さな登山道標があります。塀沿いに進むとやがて背の高い竹やぶの中に入り、石段を登り竹やぶをぬけると急登になります。固定ロープが張られていますが、滑りやすいので注意しましょう。特に雨の日は注意が必要です。

 やがてマテバシイの林をゆっくり進むと尾根に出ます。しばらくの間尾根上の道を上下すると視界が開け一等三角点のある頂上に着きます。登山口から約1時間。頂上からの素晴らしい眺望をゆっくり楽しみましょう。頂上から10m先に小屋跡があるが、悲しいことに鉄パイプの骨組みとゴミが放置され山の景観をそこねているのが残念でした。下山道はいくつかあります。県道257号側の坂田、波佐間、西側の洲崎、南側、伊戸方面がありますが、途中わかりづらい所があるので往路を下るほうが良いでしょう。なおJR館山駅からのバスは、本数が少ないので事前に調べておきましょう。(記:波木正司)