高星山(155m)

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 ご覧いただいているホームページ『千葉の山シリーズ』で紹介中の「権現の森」から歩いてみたのが今回紹介する「高星山」だ。標高はたかだか155メートル。20階建て千葉県庁の高さが100メートルだから、とても高さを誇れる山ではないが、紛れもなく房総半島分水嶺の線上に位置する立派な山なのである。 国土地理院の2万5千図「海士有木」 (あまありき)を広げると、ちゃんと載っている。丁寧に見てみよう。

 房総の分水嶺踏査を目指す私たちは10月、「権現の森」から歩いてみたが、高星山から笠森観音を結ぶコースを設定して歩いてみるのも面白いだろう。どちらにせよ長柄町の刑部(おさかべ)から登るのが一般的だ。刑部へはJR茂原駅からバスの便もある。地図を見ながら西へと進む。市原市へとつながる県道に「焼き鳥峠」「スナック峠」などと書かれたユニークな看板が目に付くころ、道は峠に差しかかる。ここの分岐に注意しよう。左、つまり南下する小道があるから、その道に入る。

 緩く上り、畑や工場をすぎると、まもなく雑木林になる。スダジイの見事な巨木が目立つようになると高星山の頂上に着く。小さなお宮が建ち、東側が開けて、天気さえ良ければ茂原市内や太平洋を望むことができる。地図の破線に沿って南へやぶを下れば、はっきりした道がある。田んぼの縁を行くと、のどかな刑部の集落に戻る。ここから笠森観音までは、あと1時間半ほどだ。(三木 雄三:記)