県民ミュージカル

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 第1回千葉県民ミュージカル『雪ピエロ』に、特等席をもらった。

 『雪ピエロ』は「劇団ルネッサンスオリジナルミュージカル」で、代表の大川義行さんの脚本・演出、猪股信一さんの音楽・振付、ファンおなじみのメーン・スタッフである。

 オープニングは、白い少女が「大きな古時計」に寄り添い、澄んだ声音で「チックタック」と歌い続け、語り継がれる人生のテーマを刻み込む。

 (後日談だが、大川さんは、この古時計の刻み続ける音に、昨年100歳で亡くなった母、大川はるさんへの永遠の思いを託したのだともいう)

 オーディションで集まった60名のキャストが、歌にダンスに芝居に、見事に個々の特性を生かす。演出の手柄ともいえるか。

 第2景はクリスマスの街角。手足がよく伸び、よくそろったダンシングチームが踊り終えて、街角が冷気に包まれると、亭主に捨てられた女と、女房に逃げられた男とが出会い、風景が3景、4景と進むうち、二人はいっしょになり、りぼんちゃんという女の子を得て、幸福に包まれていたはずが、男の逃げた女房が戻ってきて、男は拒絶するものの、女は遠慮からか、りぼんちゃんを背にして家を出て行き、消息を絶つ。

 年月を経て、失意の中の男は、りぼんちゃんという名前の小学生が、街の広場で友達と遊んでいる、との情報をキャッチする。

 やがて、面を付けたピエロが広場に現れ、さりげなく、りぼんちゃんという女の子を見守るようになる。

 りぼんちゃんは、思いがけなく明るい女の子に育っていて、ボーイフレンドもできたようだ。・・・