【未明の砦】(20) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(五)
  
「驚きというものはな、人生をピリッとさせる、あれだ、あの……」

 玄羽はものの名前をド忘れした人に特有の所作――急にくしゃみを催したかのように眉 ・・・

【残り 779文字、写真 1 枚】



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