アスベスト吸入で発病 中皮腫について 千葉県がんセンター研究所がん予防センター予防疫学研究部長・三上春夫 肺がん[6] 【ちからを合わせてがんにうち克つちば 9月はがん征圧月間】(6)

 アスベストは石綿(いしわた、せきめん)ともいわれ、耐熱性、耐腐食性、耐磨耗性、絶縁性に優れた性質を生かし、高層建築の鉄骨の耐火被覆や航空基地の防音壁、水道管やブレーキライニングから防火服まで広く用いられ、産業の発展には欠かせない素材となっています。その応用から造船業界、建築業界といった限られた業種で使われてきました。

 優れた物理的性質と引き換えに、人体に吸入すると、中皮腫や肺がんなどのがんを含むアスベスト関連病を引き起こすことが知られており、この物質の唯一の欠点となっています。

 自然界には鉱物として存在 ・・・

【残り 359文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る