
子どもが常に不安を抱えていたり、他人の言動に敏感に反応したりする-。心配する親もいるかもしれないが、それはHSC(Highly Sensitive Child=人一倍敏感な子)という気質を持つ子だからかもしれない。専門家は「5人に1人がHSCで、その3割は外交的という調査結果がある」と説明する。決して消極的ではなく、我慢が足りないわけでもない。状況を把握し、周囲を気遣えるという良い点もある。それらの長所を伸ばすにはどうしたらよいか。キーワードは「大人の誠実な対応」だ。(デジタル編集部・佐藤瑞妃)
見た目は明るく元気でも…
親子から相談を受ける杉本さん(中央)
千葉市中央区に住む小学5年生の男児(11)は見た目は明るく元気な男の子。担任からは「リーダーシップがあり、みんなを引っ張ってくれる」と評価を受ける。
だが、HSCの気質を持っている。母親(39)は「(男児は)きょう何が起きるのか、どんなことで怒られるのか分からないといった不安がある。学校生活は先生次第で大きく変わる」と打ち明ける。
男児はやってもいないことで先生に怒られ、弁解しても聞いてもらえなかったり、忘れ物をした友人が廊下に立たされた姿を見たりして、学校が嫌になってしまった。一時期不登校にもなった。また、工事などの騒音に敏感で、人の出入りが多いとそわそわして落ち着かない。これから行う宿泊研修も予定を確認しないと不安で、施設が汚くないか、きちんと眠れるのかなど心配事が絶えない。
中学2年生の姉(13)もHSC。小学生のとき、忘れ物がないかランドセルの中身を何度も確認したり、消しゴムの予備を何個も持って行ったりした。厳しい先生が担任になったことが契機だった。「異常なほど気にしていた。友達が忘れ物をして怒られていたのを見て、心配になったみたい。連絡帳を書くときも、縦の線からはみ出すと怒られるので、ひらがなを定規で書いていた」と母親は振り返る。
「ダメな子」じゃない
HSCとは、1990年代に米の心理学者が提唱した概念。精神疾患や発達障害ではなく、その子が生まれつき持っている気質の一つ。とても思慮深くて感受性が強く、ほかの子どもにはなんともない刺激でも、その刺激が積み重なることで不安になったり疲弊したりする。HSC ・・・
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千葉県
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