メインコンテンツに移動

セミナー参加企業 技術向上へ大きな成果 現場に活かす技術を学ぶ 小出ロール鐵工所(習志野市)

藤森章次工場長
 今年で創業109年目を迎える小出ロール鐵工所(習志野市)は、ロールに特化する老舗企業だ。  製鉄所や製紙工場などの製造工場では、さまざまな種類のロールが使用されており、当然メンテナンスが必要となる。特にお客様からの依頼が多いロール表面の粗さや寸法を整える再研削加工は、熟練作業者の経験値や勘どころに依存する事が多く、可視化、定量化が難しい。そのため技術を伝承していかなければならない。
技能伝承を担う熟練職人、今野信さん
 現場をまとめる藤森工場長は「いい職人でも、教えるのが上手いとは限らない」と話す。「現場は常に稼働し忙しく、昔気質の熟練者は見て覚えろという職人文化が残っている」と振り返る。そこで、約20年前からポリテクセンターのセミナーを活用している。「実際に機械に触り、座学では理論も学べる」と新人教育の場としての利用価値は大きいと評価。「受講後は応用が利くようになり成長が見られる」と成果を実感する。 
研磨などを行う直径2㍍、重さ40トンの高精度CNC大型ロール研削盤=小出ロール
 オーダーメード講習や出張研修も可能で利便性も高く、今後は社内のDX化を進めるためにもセミナーを利用していく考えだ。
(左から)今谷孝也さん、佐藤駿さん、今井智士さん
■スキルアップに効果  設計課の今井智士さん(22)は、講習後の「数値制御旋盤検定試験」に一発合格。「加工の知識を深めることができ、プログラムを作る上でも知識が活きている」と自信をのぞかせた。入社1年目の佐藤駿さん(23)は、「直で使える加工の技術を学んだ。現場では聞きづらいことも講師の方には聞けた」と講習に参加したことに手ごたえを感じている。5Sに関するセミナーに参加した今谷孝也さん(35)は、「何を改善するべきか、改善するポイントは何かを勉強できた」と工場内の5Sへの取り組みに意欲を見せた。

 ⇨企業のニーズに応える職業訓練  ⇨◆コース例を紹介  ⇨現場のニーズに応える 建築系(居住系)丸山正実さん  ⇨企業のDX化を後押し 電気・電子系 上部真悦さん  ⇨工作機械を実践で学ぶ 機械系 齊藤総一さん 企業の人材育成を支援 技術や知識を習得し課題解決へ ポリテクセンター千葉