赤坂のサウナ死亡火災、家宅捜索 ドアノブ外れか、因果関係を捜査

 東京・赤坂の個室サウナ店火災で、警視庁捜査1課は25日、業務上過失致死の疑いで、都内にある運営会社の関係先などを家宅捜索した。サウナ室のドアノブが外れて扉が開かず、死亡した夫婦は閉じ込められた可能性がある。同課は安全管理体制と死亡との因果関係を調べている。

 死亡したのは、川崎市の会社経営松田政也さん(36)と自営業陽子さん(37)。捜査関係者によると、事務室に連絡するためのサウナ室の非常ボタンは、受信盤の電源が切れていたことが現場検証で分かった。店のオーナーは聴取に「2年前に店を引き継いでから、電源を入れたことがない」と話したという。現場や他の部屋ではドアノブを付け替えた形跡があり、一部でぐらつきがあった。


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