歴史館国交相が初視察 反対運動、開港…成田空港の歩み伝える 機能強化は「進展と課題」

「成田空港 空と大地の歴史館」で開港を巡る反対運動を解説する展示を眺める中野国交相(右)=22日、芝山町
「成田空港 空と大地の歴史館」で開港を巡る反対運動を解説する展示を眺める中野国交相(右)=22日、芝山町
成田空港の乗降場を視察し、白タク行為やハイヤー運転手の客引きなどの対策について説明を受ける中野国交相(手前右)=22日、成田市
成田空港の乗降場を視察し、白タク行為やハイヤー運転手の客引きなどの対策について説明を受ける中野国交相(手前右)=22日、成田市

 2029年3月末までに成田空港の滑走路新設・延伸を目指す機能強化事業が進む中、中野洋昌国土交通相が22日、同空港の1978年開港を巡る反対運動や関係者の苦悩を伝える「成田空港 空と大地の歴史館」(芝山町)を視察した。2011年6月の開館以降、国交相が訪問するのは初めて。機能強化への用地取得を巡っては一定の進展を認めつつも「課題にも直面している」とし、取り組みの推進へ意欲を示した。

(渡辺翔太)

 中野氏は反対派が使用した看板やヘルメットなどの展示品のほか、解説パネルを見学し、約30分かけて館内を一巡。成田国際空港会社(NAA)幹部が、1966年に政府が住民の理解がないまま成田市三里塚を開港予定地として強い反発を招 ・・・

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