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状況証拠で空自機墜落原因推定へ 事故1週間、飛行再開見通せず

2025/5/20 16:34 (2025/5/20 17:00更新)
 空自T4練習機が墜落した入鹿池を捜索する自衛隊員=20日午後1時6分、愛知県犬山市 拡大する

空自T4練習機が墜落した入鹿池を捜索する自衛隊員=20日午後1時6分、愛知県犬山市

 航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市のため池「入鹿池」に墜落してから21日で1週間となった。フライトレコーダー(飛行記録装置)を搭載しておらず、防衛省内からは「状況証拠を重ねて原因を推定するしかない」との声が上がる。T4はパイロット養成の主要機で、空自は保有機の総点検などで早期の飛行再開を目指すが、見通しは立っていない。

 「事故原因は現時点で明らかになっていない。引き続き究明していく」。中谷元・防衛相は20日の閣議後記者会見で、全自衛隊機の安全管理の徹底を指示したとした上で、現状を説明した。

 井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)が乗った機体は14日午後3時6分ごろ、所属先の新田原基地(宮崎県)に向け、小牧基地(愛知県)を離陸。天候は薄曇りで、風も弱かった。離陸の約1分後、高度が約1400メートルから急低下。同8分ごろにレーダーから機影が消えた。

 飛行記録装置がなく、警告灯の表示の有無や操縦履歴は不明。管制官との交信でトラブルを示すやりとりはなかった。