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スポーツで被災地に笑顔を 広域避難男性、能登で再び

2025/4/11 3:20 (2025/4/11 4:00更新)
 2019年7月、石川県輪島市で開かれたラグビー体験イベント。宮崎尚彦さん(右端)も子どもたちを指導した(本人提供) 拡大する

2019年7月、石川県輪島市で開かれたラグビー体験イベント。宮崎尚彦さん(右端)も子どもたちを指導した(本人提供)

 被災地域に笑顔を届けたい―。長崎市出身の宮崎尚彦さんは、石川県でスポーツ教室の拠点作りを進める最中、能登半島地震に遭った。愛知県に避難していたが「能登への思いが膨らんだ」。今月中旬に金沢市へ転居し、イベントの開催に向けて動き出す。

 高校時代、野球部で体罰を目の当たりに。入部を断念。愛知県でスポーツジムの講師となり、今度は親の意向で嫌々競技を続ける子どもの姿を見聞きした。

 1998年、名古屋市に複数競技の体験スクールを設立。こうした教室が少ない地域で活動したいと思い石川県輪島市へ移り住んだ。

 2023年9月、珠洲市にグラウンド用の土地を見つけた。子どもたちにはドッジボールや野球などをしてもらう計画も立てた。

 昨年元日、自宅で揺れに。グラウンド用にと見込んでいた土地には仮設住宅が建った。教室は断念せざるを得なくなり、9月に愛知県豊田市へ避難した。

 避難直後に、記録的豪雨が能登を襲った。石川県職員らに「能登へ戻るにはどうしたらいいか」と尋ねた。今春、念願がかなう。

 地震前の構想を改め、当面はスポーツイベントの企画を考えている。