北海道寿都町の漁業協同組合が組合員に理事会議事録の閲覧や謄写を認めないのは定款に違反するとして、漁協に所属する元監事が議事録の開示などを求め、函館地裁に提訴することが11日、分かった。12日に訴状を発送する。元監事は漁協元幹部がナマコの採取費など計300万円超を横領したと指摘し、理事会がそれに適切に対処したかを確認するには開示が不可欠だとしている。
元監事渋谷新吉さんは2021年3月から3年間、寿都漁協の代表監事を務め、その間の不透明な会計処理について内部調査を行った。元業務部長が潜水作業費を水増しする形で領収書を偽造したことを認め計約315万円の損害について理事会に報告した。