2025年3月10日 08:51 | 無料公開
実質賃金の増減率の推移
厚生労働省が10日公表した1月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月比1・8%減で、3カ月ぶりのマイナスとなった。コメや生鮮野菜など食料価格の高騰や政府の補助が縮小したガソリン代の値上がりで、物価高が加速したのが響いた。
厚労省の担当者は「今年の春闘の影響が統計に出てくるのは4月分以降。3月分までは大きな変化がないため、物価高が落ち着かなければマイナスが続くとみられる」としている。
名目賃金に当たる現金給与総額は2・8%増の29万5505円で、37カ月連続のプラスだったが、統計に用いる消費者物価指数が4・7%上がった。2023年1月以来の高い伸びで、実質賃金は減った。
現金給与総額の内訳は基本給を含む所定内給与が3・1%増、残業代などの所定外給与も3・1%増、主に賞与(ボーナス)が占める「特別に支払われた給与」は3・7%減だった。
給与総額を就業形態別に見ると、フルタイムの一般労働者は2・7%増の37万9253円。








