新卒採用の会社説明会解禁 人手不足で学生優位

就職情報会社マイナビが開いた、約160社が参加する会社説明会=1日午前、千葉市

 2026年に卒業する大学生・大学院生を対象にした新卒採用の会社説明会が1日解禁された。少子化に加えて慢性的な人手不足で企業の採用意欲は高く、今年も学生優位の「売り手市場」が続く。魅力を高めて学生を引きつけようと、初任給引き上げや福利厚生をアピールするなど企業側は苦心している。

 就職情報会社マイナビは千葉市で約160社参加の説明会を開いた。訪れた流通経済大の女子学生(20)は「まず見るのは休暇日数や手当など。転勤がないことも大事。いつか出産もしたいので復帰後の働きやすさも気にしている」と話した。

 一方で製造業の担当者は「求人サイトに募集を出してもなかなか人が集まらない。特に中小企業は厳しい」と気を引き締めた。

 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートもオンラインで合同説明会を行った。

 政府は学業に影響が出ないよう、就職活動にルールを定めている。会社説明会は3月から、面接などの選考活動は6月からとしている。しかし、他社に先駆けて学生を確保しようと前倒しするのが一般的で、ルールの形骸化が進んでいる。


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