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児童虐待最悪10万件 15年度、千葉県内は全国5位

 全国の児童相談所が2015年度に対応した児童虐待の件数は、前年度比16%増の10万3260件(速報値)で過去最多を更新したことが4日、厚生労働省のまとめで分かった。集計を始めた1990年度から25年連続の増加で、初めて10万件を突破。児童虐待が後を絶たない深刻な現状があらためて浮き彫りになった。千葉県内は6669件で、やはり過去最多。初めて6千件を超えた。昨年度と同じ全国5位だった。

 厚労省は増加の要因の一つとして、子どもの前で配偶者らに暴力をふるう「面前DV」に関し、心理的虐待と捉えて警察が通告する事案が増えた点を指摘。専門家からは、地域から孤立した家庭の増加や経済格差の問題が背景にあるとの見方が出ている。

 厚労省は、15年度に全国208カ所の児相が相談や通告を受けて対応した事例を集計した。都道府県別(政令市なども含む)では大阪が1万6581件で最多。次いで神奈川が1万1595件、東京9909件、埼玉8279件、千葉6669件。

 前年度からの増加率でみると、長崎(1・64倍、495件)、高知(1・61倍、379件)、岩手(1・51倍、589件)などが高かった。千葉は前年度の5959件から710件増(1・12倍)。

 虐待の内容別では、暴言や面前DVなどによる「心理的虐待」が4万8693件で47・2%を占めた。「身体的虐待」が2万8611件(27・7%)、「育児放棄(ネグレクト)」が2万4438件(23・7%)で、「性的虐待」が1518件(1・5%)だった。


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