千葉市、事故責任認める 通報1時間後対応不備も 校外学習の中2転落死

記者会見で謝罪する千葉市教委学校教育部の磯野和美部長(中央)ら=19日、同市中央区
記者会見で謝罪する千葉市教委学校教育部の磯野和美部長(中央)ら=19日、同市中央区

 千葉市の保養施設「高原千葉村」(群馬県みなかみ町)で2011年10月、同市立生浜中学校2年の女子生徒=当時(14)=が校外学習中に崖から転落死した事故で、市教育委員会は19日、市側の責任を全面的に認める調査結果を明らかにした。コース上の職員の配置場所や事故発生から消防への通報が約1時間10分後だったことなど、市側の対応に不備があったことが浮き彫りになった。女子生徒の遺族と和解に向けた協議を進めており、市は賠償金を支払う方針。

 市教委は事故当時の会見で安全対策上の問題はなかったとの認識を示していたが、事故から約1年8カ月後に一転して責任を認めた。群馬県警も事故原因を捜査しているという。

 市教委によると、女子生徒は5人のグループでウオークラリー中、他の2人の生徒とコース外の沢筋に進み、引き返そうとした際に崖下に転落した。市教委は当時、安全面を考慮してコースの分岐点や危険箇所などに計15人の職員らを配置していたと説明。だが、調査では女子生徒らが道を間違った地点近くには配置していなかったことが分かった。

 事故は午前11時20分ごろ発生。約10分後に別の生徒から職員に報告があり、千葉村には午前11時55分ごろ連絡が入った。消防への通報は女子生徒らしい人影を確認した午後0時半ごろだった。市教委は通報が遅れた理由について「職員間の連絡や職員総出で捜索していたため」などと説明した。


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