障害者施設の元管理者に猶予刑 女性職員のわいせつ行為 

 運営する障害者支援施設で女性職員の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた元管理者大塚健司被告(75)に、さいたま地裁は9日、「卑劣な犯行」として懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 施設は埼玉県上尾市の「コスモス・アース」(生活介護とさきに改称)。昨年7月13日に男性利用者(19)が送迎用ワゴン車に約6時間放置され、熱中症で死亡する事故があった。被告はこの間にわいせつ行為をしたとされる。

 判決によると、昨年7月11日と同13日、施設内で20代女性職員の胸や下半身を触るなどした。


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