五井駅西口再興へ合意 旧ヨーカドーなど譲渡で 市原市と住友3社

無償譲渡について合意書に調印し握手する佐久間市長(右)と中村社長=30日、市原市役所
無償譲渡について合意書に調印し握手する佐久間市長(右)と中村社長=30日、市原市役所

 テナント誘致が進まず空きビル状態が続く市原市・五井駅西口の旧「イトーヨーカドー市原店」の建物を含む「市原ショッピングスクエア」(同市五井中央西)の無償譲渡に関する合意書に、所有者の住友都市開発など住友グループ3社と譲渡を受ける同市が30日、調印した。今後は、かつて市の玄関口だった西口の再興へ向け、市庁舎の移転も含めた有効活用策の検討が本格化する。

 両者が無償譲渡に合意したのは、旧「ヨーカドー」と旧「アイモール棟」の建物(地下1階地上6階建て、延べ床面積約2万5千平方メートル)、旧「マクドナルド市原店」建物(2階建て、同181平方メートル)、機械室建物(平屋建て、同37平方メートル)、荷さばき場などの土地(約509平方メートル)。時価総額10億円以上とみられる。

 旧ヨーカドー店舗が建つ土地は市役所跡地の市有地。2010年5月に営業不振で撤退したヨーカドーの後継テナントが見つからず、住友3社が昨夏、市へ無償譲渡を申し入れていた。市は耐震性に大きな問題がないことを確認した上で受諾した。

 両者は、20年度まで残り8年の賃貸借契約などを解約。住友3社に課税予定の固定資産税などについて、市は減免措置を検討していく。


  • LINEで送る