夏の花火大会休止 富津市「経営改革」理由に

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約6200発が打ち上がった昨年の花火大会(富津市提供)

 財政難に陥り、経営改革に着手している富津市は27日、毎年7月に富津公園で開催している「東京湾口道路建設促進・富津花火大会」を休止すると発表した。例年、千葉県内外から約6万5千人が来場する市内最大級のイベントだが、市は、負担金が約400万円あることなどを理由に休止を決めた。

 市によると、花火大会は、富津市と横須賀市を結ぶ「東京湾口道路」の建設を促すため、1963年から始まった。毎年7月の第4土曜日に開催され、52回目を迎えた昨年の大会では、約6200発を打ち上げ、約6万6千人が来場した。

 市や商工会、観光協会などで構成する実施委員会の主催で、例年、協賛金約1100万円、市の負担金約400万円の計1500万円で運営。昨年は市が420万円を負担した。

 市は「本年度は市にとって経営改革元年。持続可能な財政構造への転換に向け、不退転の決意を持ってスタートした年であるため、休止することにした」と説明。広報ふっつ6月号や市ホームページなどで周知する。

 大会実施委員会の会長を務める同市の佐久間清治市長は「残念という声もあり、市内の若手事業者らが別の花火大会をやろうという話もある。次年度以降の開催をどうするかは検討していく」としている。