豊作祈り「羯鼓舞」奉納 後継者不足も継承へ意欲富津 古船浅間神社

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豊作を祈願し舞を奉納する獅子=6日、富津市の古船浅間神社

 富津市鶴岡の古船浅間神社で6日、農作物の豊作祈願や雨乞いの神事「鶴岡羯鼓(かっこ)舞」が奉納された。境内に多くの観客が集まり、雌獅子と雄獅子が伝統の舞を披露した。

 同市に伝承される唯一の羯鼓舞で、江戸時代の文政10年(1827年)ごろから神社の祭礼で奉納してきたとされる。後継者不足で再三にわたり中断したが、現在は「鶴岡羯鼓舞保存会」が継承に努めている。市指定無形民俗文化財。

 かつては富士山の山開きに合わせ、7月1日に奉納したが、子どもたちが参加しやすいよう、2009年から7月の第一日曜日に行われている。

 今年は5人が獅子役を務め、このうち10代の若者は大学1年の安部崇さん(19)と天羽高校2年、安部直人さん(16)の2人。

 中学生の頃から参加し、大学進学で都内に住むようになった安部崇さんは、前日の練習のみで本番に臨んだ。「つぶすのはまずいと思う。続けられる限り続けていきたい」と郷土への思いを語った。

 保存会の安部一夫会長(75)は「少子高齢化の中で継続のため少しでも多くの子どもを参加させていきたい」と話した。