千葉県立東金病院が閉院 地域医療60年の歴史に幕

閉院した千葉県立東金病院
閉院した千葉県立東金病院
閉院式であいさつする平井院長=31日、東金市台方
閉院式であいさつする平井院長=31日、東金市台方

 救急基幹病院・東千葉メディカルセンター(MC、東金市丘山台)が4月に開院するのに伴い、地域医療拠点としての役目を終える千葉県立東金病院(平井愛山院長、191床、同市台方)で31日、閉院式が行われ、60年の歴史に幕を閉じた。

 東金病院は1953年8月に開院。68年3月に現在の場所に移転した。救急病院指定やエイズ治療拠点病院指定などを受けていたが、全国的な医師不足の影響で一部診療科を休止せざるを得なくなり赤字が増大。平井院長は地域医療連携による糖尿病の治療や重症化予防に注力してきたが、地方独立行政法人東金九十九里地域医療センターが運営する東千葉MCの開院に伴い閉院することになった。

 東金病院には約1900人の患者がいたが、同日までに全員が他の医療機関に紹介済み。平井院長を含む内科医や小児科医計5人が県循環器病センターへ、内科医1人がさんむ医療センターで勤務することが決まっているという。

 同日の閉院式で平井院長は、糖尿病の地域医療連携拠点の役割を県循環器病センターとさんむ医療センターが引き継ぐと説明し「東金病院の閉院は通過点。これから開院する東千葉MCと地域医療連携の拠点となるさんむ医療センターが協力し、この地域に住み続けたいと思える医療体制を構築してほしい」と話した。


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