千葉日報社の「2009千葉教育大賞」に、船橋市大穴地区で活動する大穴小ボランティア(山田季夫代表)の「学校支援の輪・大穴小ボランティア」が選ばれた。審査委員長の宮本みち子・放送大学教授は「学校ボランティアは数多いが、地域の側から市民のマンパワーを活用し、学校側に負担を与えずに教育環境整備に取り組んだことが素晴らしい」と高く評価した。他の各賞も含め事務局を預かる主催者側の一員として、受賞団体・者を心から祝福したい。
昨年度からのスタート、今回で2回目だが、「県内の優れた自立支援教育活動を顕彰する」という他の教育関係表彰にはない趣旨だけに、主催者として気になるのは応募件数。今年度は結果的に目標とした「昨年度超え」はならなかった。コンセプトと学校や地域での実践・成果との結びつきをどうとらえ表現したらよいか、難しい点もあるだろう。今年度は応募書類に、きめ細かな記述を新たに求めたことが影響したかもしれない。
いずれにしろ、反省すべきは反省しながら定着に向け実績を重ねていくしかない。賞の在り様をはじめ提出書類の書式、審査の方法など、今後とも模索と工夫・改善を選考委員の皆さんと常に議論しながら図りたい。県民からの意見も歓迎だ。
今月5日、応募・推薦活動の当事者から直接、活動内容を説明してもらう「公開プレゼンテーション」を千葉大学西千葉キャンパスで初めて実施したのも改善点のひとつ。プレゼンの良し悪し、慣れで差がつくとの指摘もあるが、参加した多くの人が他の活動を知ることができ、今後の活動への参考にもなると思う。選考側にも書類審査以上の緊張感と責任感が生まれたのではないか。このほか現地視察と言う声もあるが、審査の公平性などクリアすべき点がある。引き続き検討させてほしい。
うれしい点は市民団体、NPOからの応募の活発さ。地域的に偏りはあるが、隠れている優れた活動の掘り起こしという本賞の趣旨が理解されたと思う。
ただ、大賞部門とのコンセプトの違いのわかりにくさから千葉人づくり教育賞への応募減は気がかり。学校からの応募も積極的にしてほしい。これまで2回の受賞結果が影響しているとしたら、賞の在り方の面でも新たな工夫が必要かもしれない。