「夫はなぜ自ら命を絶ったのか」 市教委勤務の男性自殺 妻、佐倉市を提訴 教育長が連日叱責、長時間外労働か

提訴後、記者会見を開いた男性の妻=2日午後、県庁
提訴後、記者会見を開いた男性の妻=2日午後、県庁

 佐倉市教委に勤務していた男性=当時(50)=が自殺したのは過重な勤務が原因として、男性の妻(56)が2日、市教委を所管する同市を相手取り、慰謝料など計約1億3410万円を求める訴訟を千葉地裁に起こした。男性の妻は記者会見で、「夫がなぜ自ら命を絶ったのか真相を知るために提訴した。何か知っていることがあったら教えてほしい」と涙ながらに訴えた。

 原告側によると、男性は1988年4月、中学校の理科教員として県教委に採用され、県内3カ所の中学校で勤務。2009年4月、市教委指導課に配属となり、13年12月ごろに精神障害を発症し、同月27日に自殺した。

 男 ・・・

【残り 204文字】



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