足元の歴史リアルに 鋸南在住在野の郷土史研究家 山本正大さん(41) 【ひと模様】

 安房地域の郷土史を掘り起こす在野の研究家。今夏には戦後80年特別企画として、鋸南町に残る水上・水中特攻の基地跡を巡る戦争遺跡ツアーを企画、運営した。日本遺産認定を目指す鋸山(標高329メートル)の有償認定ガイドも務め、同町側にある房州石の「石切り場」の研究を進めており、12月には自ら考案した新ルートの定期ツアーも実施予定だ。

 地域史の魅力を「リアルに感じられるようになる」と表現する。山中の急斜面の先にある神社、さらに先の水田跡を徒歩でたどった時は「農具を背負ってここまで来ていたのかと、感動した」。先人たちの暮らしに思いをはせる。

 東京生まれ。祖父が昭和初期に ・・・

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