
千葉県松戸市上本郷の路上で8日未明、46歳の男性が何者かに刺されて死亡した殺人事件で、千葉県警松戸署捜査本部は17日、市内に住む無職で44歳の男を殺人容疑で逮捕した。この44歳の男は殺人事件後に市内で起きた別の暴行事件での暴行容疑で千葉県警に逮捕されていた。捜査本部はこの44歳の男が殺人事件にも関与した疑いが強まったとして殺人容疑で逮捕した。
殺人事件の44歳の男の逮捕容疑は8日午前3時50~55分ごろ、同市上本郷の路上で、持っていた刃物で男性の背中などを突き刺すなどして殺害した疑い。捜査本部によると、44歳の男は「私がやったことに間違いありません」などと供述し、容疑を認めている。殺人事件で亡くなった男性は背中の刺し傷が致命傷とみられ、右脇腹の刺し傷も肝臓に達していた。凶器とみられる細長いナイフが現場周辺に落ちていた。捜査本部は、44歳の男と被害者の男性に面識はなかったとみている。被害者の男性は埼玉県内に住んでいた。
これまでに、容疑者とみられる人物が、JR北松戸駅付近の現場周辺で、被害者の男性と遭遇。1~2分ほどもみ合いになり、男性が倒れ込んで、容疑者とみられる人物が立ち去った状況が分かっている。捜査本部は、殺人事件後の8日午後に松戸市内で起きた別の暴行事件で、44歳の男を現行犯逮捕し、殺人事件の事情も知っているとみて関連を捜査。周辺の防犯カメラなども調べていた。
捜査本部によると、44歳の男が最初に逮捕された別の暴行事件は8日午後2時50分ごろ、松戸市北松戸の店舗で発生。客の60代男性に対し、背後から腕で首を絞めるなどした暴行の疑いで現行犯逮捕されていた。44歳の男はこの男性とも面識はなかったとみられる。この暴行容疑についても認めているという。





