地下に眠る縄文ワールド 海の恵みと共に生きてきた“船橋人” 取掛西貝塚(船橋) 【ふさの国探宝】

 都心への交通アクセスの良さなどから、全国の中核市で最も多い約65万人の人口を抱える船橋市。この地に居を構えることを選んだのは何も現代人に限らない。市内では縄文人が暮らしていたことが分かる遺跡が多数見つかっており、全国的にも貴重な約1万年前の取掛西貝塚は国史跡に指定されている。同貝塚は関東最大級のムラだったと推定されており、船橋は縄文の人々にとっても“住みやすい街”だった。

 貴重な遺跡は畑のわずか30センチ下 ・・・

【残り 1845文字、写真 1 枚】



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