優勝争い下位との対戦鍵

 J1の第27節で首位のG大阪と勝ち点1差で追う柏がホームで、残留争いをしている下位チームに足をすくわれた。ともにJ2降格を免れようと必死に立ち向かってきた相手に取りこぼした。

 G大阪は9月24日、降格圏に沈む16位の甲府に0-2で敗れた。シーズンが後半に入り、西野監督は「それぞれ目標設定も変わって、下位は勝ち点1でも欲しいという戦い方をしてくる。そう簡単にやれるとは思っていない」と警戒していたが、その予感が的中した。

 甲府は守りに集中しながら長身FWハーフナーにボールを集めることを徹底。G大阪は持ち味の攻撃力を発揮できずに、今季初の無得点に終わった。西野監督は「甲府もモチベーションが高い。そういう戦術にはまった」と完敗を認めた。

 G大阪が敗れ、3連勝中だった柏は、勝てば首位に返り咲けた。しかし25日の大宮戦は堅守を破れずに1-3の敗戦。FW田中が「あれだけ引かれると難しい」と嘆いたように、特に前半はボールは保持できてもシュートにつながる攻撃は少なかった。ネルシーニョ監督は「大宮は謙虚に戦った」と相手をたたえた。

 優勝を狙うチームにとって、J1残留へ死力を尽くす下位チームとの対戦が一つのポイントになりそうだ。



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