ちばの選挙

【会見動画】森田知事が不出馬表明 「3期で終止符」  実績強調し「及第点」

記者会見で来春の知事選に出馬しないと表明した森田知事=12日、県庁
記者会見で来春の知事選に出馬しないと表明した森田知事=12日、県庁

 来年4月の任期満了に伴う知事選について、森田健作知事(70)=3期=は12日、県庁で記者会見し「知事の多選は良くないと言ってきた。知事は3期まで。今ここで終止符を打つべきと決めた」などと述べ、4選不出馬を正式に表明した。東京湾アクアライン通行料金800円化を実現するなど3期12年の実績を振り返り「公約はほとんど実現し、できる範囲の整理整頓をした」と同日を表明時期に選んだ理由を説明。自己採点では「自分には甘くなる。及第点だと思っている」と総括した。

 森田知事は、新型コロナウイルスには継続対策が必要としつつ「医療体制の連携・意思疎通ができ、経済対策も国や県の観光支援策で多少は光が見えた」と強調。盟友の菅義偉首相らへ県内道路整備や東京五輪・パラリンピックの支援を求めるなど環境が整い、今期での退任を表明した。

 実績として▽アクアライン800円化▽東京五輪・パラ8競技誘致▽東南アジアでの農産物PR▽成田空港機能強化▽防犯ボックス・移動交番車整備-を挙げ「県民、議員らの熱い支援で身の丈以上のことができた。幸せ者だ」と述べた。

 県内に甚大な被害をもたらした昨秋の台風後の対応の遅れには「私を含め足りない部分があった。同じ轍(てつ)を踏んではいけない。今は万全だ」とした。

 知事の多選に否定的な理由は「情熱は長く持たない。私の場合、3期12年が限界」と説明。残り任期へは「最後の“青春力”で乗り越えたい」と力を込めた。

 来春の知事選に向けては、前回選挙で支持を受けた自民党県連と連携してきた。不出馬前提の候補者選考を容認し、同党県連は鈴木大地前スポーツ庁長官の擁立を目指した。鈴木氏の辞退で選考は白紙となり、仕切り直しとなったが「ふさわしい人を選んでほしい」と述べ、後継者指名は避けた。次期知事には「千葉にとってどうしても必要だと、命を懸ける政策を出してほしい」と期待した。

 森田知事は、俳優から参院議員、衆院議員を経て2009年、知事に初当選。4選出馬には「県の5年後、10年後を考え、整理整頓できた時、自分の意思を言いたい」と述べていた。

 知事選へは千葉市の熊谷俊人市長(42)、元船橋市議の門田正則氏(73)が立候補を表明している。


  • LINEで送る