2020夏季千葉県高等学校野球大会
新型コロナウイルス情報

ちばの選挙

茂原市長選 コロナ厳戒異例の舌戦 握手なし、マスク姿 投票所に消毒液設置、筆記具持参も

市長選の期日前投票所では、入り口に消毒液が置かれ持参した筆記用具の使用も許可された=21日午前、茂原市役所
市長選の期日前投票所では、入り口に消毒液が置かれ持参した筆記用具の使用も許可された=21日午前、茂原市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令される中、茂原市では厳戒態勢での市長選挙が行われている。市選挙管理委員会は感染リスクを減らすための対応に追われ、立候補者も有権者との握手を控えるなど異例の戦いを余儀なくされている。

 市長選は現新2氏の一騎打ちで、19日に告示された。両陣営とも出陣式は感染リスクを考慮して、大幅に規模を縮小。街頭演説も人を集めて大規模に行えず、21日に市内の高齢者福祉施設前でマイクを握った立候補者はマスク姿で、有権者との握手もなかった。

 施設の担当者は「選挙も重要だが、利用者らの安全が第一。リスクを考えると、今は予防策をしっかりとることが優先」と表情を曇らせる。ある選対関係者も「本来ならもっといろいろな場所で(演説を)やりたいが、人集めはできない。要望があった所には行くようにしているが…」と困惑する。

 両陣営とも投票率の大幅な低下を懸念。選挙経験豊富な市議は「コロナ騒ぎが起きる以前の票読みは全くあてにならない。今回は支持を訴える前に投票に行ってもらうことが優先」と話した。

 20日からは期日前投票も始まり、市選管は投票所入り口に消毒液を置き換気も徹底。筆記用具の持参を認め、投票に来た人の間隔も空けるようにしている。選挙の延期も検討したというが、市選管の担当者は「いつ終息するのか見通せない。期日前投票を活用してもらい、感染対策も万全にして無事に選挙を終えられたら」と説明した。

 期日前投票で21日に市役所を訪れた会社員、石井宏和さん(52)は「選挙を延ばしても良かったのではというのが本音。(市長には)水害対策に重きを置いてほしい」と注文。感染リスクを減らすため、26日の投票日を避けて期日前投票した無職の女性(38)も「市民のために、きちんと災害に備えてくれるかが大切になる」と話した。


  • LINEで送る