米国とイスラエルが2月末にイランへの軍事攻撃を開始して以降、中東での状況は日々、目まぐるしく変化している。国際政治を専門とする千葉大学の酒井啓子特任教授(67)に中東情勢の分析を聞いた。酒井特任教授は攻撃の経緯や今後の想定を語るとともに、米国とイスラエルの行為は国際法違反と指摘。米国が、世界のルールに従わない国を指して使ってきた「ならず者国家」は今むしろ、米国とイスラエルに当てはまる状況と表現した。日本外交の整合性が問われ、今回の軍事衝突で石油供給が止まる事態も深刻だという。
(宮嶋優)
-今回の米国とイスラエルによるイランへの軍事行動の背景は。
昨年6月に起きた軍事衝突「12日間戦争」の延長戦と言える。当時は、イスラエルのイランへの先制攻撃に始まり、イランによる報復、米国によるイランの核施設などへの攻撃...
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