秋晴れの日、ハスの大きな葉が風で揺れてガサガサと音がする。あぜのアカマンマの赤い花が美しい。ハス田を一回りしたが、撮りたい鳥がいない。「帰ろうか?」と思ったが、車が1台止まっていて、女性がカメラを持って座席に座っていた。
「何かいるのかな?」と思った。彼女が去ったあと、よく見ると「あ!いた」。小さなシギが泥に長い口くちばしを頻繁に差し込んでいる。大きさは、ムクドリより一回り小さい。小さな円い眼、長い黄色の脚、暗褐色の背に白い斑点。「タカブシギ!久しぶり」とうれしくなった。背の色が、あぜの泥の色とそっくり。気づかないわけだ。
ひとしきり、えさをあさった後、...
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