JR東海は16日、東海道新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」に代わって線路や架線を点検する新車両の名称を「ドクターS」にすると発表した。最新型車両「N700S」に機器を搭載し、乗客がいる営業用列車として走りながら検査する。10月から営業用として走行し、試験を経て2027年1月から点検用機器の使用を始める。
JR東海によると、名称はドクターの名を冠し、ロゴマークの「S」を黄色にすることで、ドクターイエローの役割を受け継ぐ車両を表現した。ロゴマークは先頭車両のドア横などに配置し、点検用車両と分かるようにする。
「ドクターS」は16両で、レールと架線点検用とそれぞれ2編成ずつの計4編成を投入予定。JR東海が保有していたドクターイエローの車体に使われていたアルミ材を屋根や側面に再利用する。
JR東海のドクターイエローは25年1月に引退した。現在はJR西日本のドクターイエローや、別のN700Sを使って点検をしている。
丹羽俊介社長は定例記者会見で「ドクターイエローのように親しまれながら活躍してほしい」と話した。