ホンダと日産自動車の経営統合が白紙となり、日産に部品を納入するメーカーの関係者は「残念だ」と話した。日産取引先の間で高まっていた統合による業績回復への期待がしぼみ、「部品会社が厳しい対応を迫られる事態にならないかどうか心配だ」と気をもんだ。
ホンダと日産の両社と取引する金型メーカーの男性社長は、統合が実現した場合に仕事が増える可能性があった一方で、部品共通化などに伴う下請け間の競争激化で淘汰される恐れもあったと指摘。「日産には頑張ってほしいが、単独でやっていけるのか」と案じた。
帝国データバンクによると、ホンダのサプライチェーン企業は約2万2千社で、日産は約1万9千社。