政府・与党内で大学生年代(19〜22歳)の子を扶養する親の税負担が軽くなる「特定扶養控除」の年収要件緩和を巡り、現行の年間103万円から上限額を2割以上引き上げる案が浮上していることが10日、分かった。国民民主党が自民、公明両党に対して引き上げを求めており、今後3党の協議で具体的な上げ幅を詰める。開始時期は2026年1月からを念頭に置いている。
特定扶養控除の年収要件緩和は、大学生年代の子が年間103万円を超えて稼いでも扶養する親の税負担が増えないようにする内容。3党が6日の協議で、引き上げ自体には合意していた。
国民民主はこれまでの協議で、11月や12月といった年末に、アルバイトなどで働く大学生らの就業調整が発生している問題点を与党側に指摘した。仮に年収要件を2割上げる場合、上限額は124万円程度となる。
学生自身の年収は103万円を超えても「勤労学生控除」が適用されるため、年収が130万円以下の場合は所得税の負担は生じない。