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北朝鮮ミサイルに米製機器 衛星測位、電波妨害回避も ウクライナ、残骸から分析

2024/11/21 21:31 (2024/11/21 22:00更新)
 衛星測位システムの受信機「MAX2769」が組み込まれた基板。ウクライナ東部ハリコフに今年1月に落下した北朝鮮製の短距離弾道ミサイル「KN23」の残骸から回収された(キーウ犯罪科学研究所提供・共同) 拡大する

衛星測位システムの受信機「MAX2769」が組み込まれた基板。ウクライナ東部ハリコフに今年1月に落下した北朝鮮製の短距離弾道ミサイル「KN23」の残骸から回収された(キーウ犯罪科学研究所提供・共同)

 【キーウ共同】ロシアがウクライナに発射した北朝鮮製の短距離弾道ミサイル「KN23」の残骸から衛星測位システムの受信機が回収され、ウクライナ政府の研究所が米国企業の民生品と結論付けたことが21日、研究所への取材で分かった。米国運用のGPS、ロシアのグロナス、欧州のガリレオの3衛星から電波を受信できるタイプ。研究所は特定の電波が妨害を受けても別の電波を利用し標的に誘導できるよう3衛星に対応可能な受信機を使ったとみている。

 KN23が衛星測位を導入していることが物証で明らかになったのは初めて。この受信機はロシア製ミサイルにも使われていた。北朝鮮兵のロシア派遣などでロ朝は軍事面の連携を急速に深化させており、北朝鮮へのミサイル技術移転が進んでいる恐れがある。

 ウクライナ司法省傘下の「キーウ犯罪科学研究所」の複数の専門家が共同通信に明らかにした。

 研究所は今年1月に東部ハリコフ、9月に中部ポルタワ州に落下した2発のKN23の残骸を調べた。いずれも胴体上部から4個の受信機が組み込まれた基板を確認した。