千葉県内 パラ聖火ランナー55人決定

 8月18日に千葉市で予定される東京パラリンピックの聖火リレーで千葉県は21日、ランナー55人を公表した。県内唯一のプロオーケストラ「千葉交響楽団」の音楽監督を務める山下一史さんや、2000年シドニー大会の400メートルリレー銀メダルの高田晃一さんら79歳から14歳(リレー走行時点)が選出された。

 県開催準備課によると、県内を走行するランナー約150人のうち57人が県選考枠。今回公表されたのは3人1組で走行する「通常枠」38人、最大9人で走行する「団体枠」17人で、各枠の残り1人についても大会組織委員会に推薦済み。

 また同月21~24日実施の各都道府県代表者による開催都市(東京都)内聖火リレーでは、県代表ランナーとして日本パラ陸上競技連盟副理事長の花岡信和さんが選ばれた(22日走行)。

 同課の担当者は「選出されたランナーの思いに応えられるよう安心・安全なリレー実施に向け準備を進めていきたい」と話した。

◆千葉交響楽団音楽監督 山下一史さん

 聖火ランナーに選ばれて光栄。県内唯一のプロオーケストラとして、地元に根差した活動を行っている千葉交響楽団を多くの人に知ってもらう好機にしたい。音楽もスポーツもさまざまなハンディキャップを乗り越えることができる文化で、相通じるところがある。当日は音楽家の思いを背負って走る。

◆オール千葉おもてなし隊 鍛治島彩さん

 ランナーに選ばれて、びっくりしている。パラスポーツはどの競技もブレない心の強さが私に勇気をくれる。私には難病の祖母がいた。病気と寄り添うため勉強した時、パラリンピックについても目にした。そのおかげで走れるのかもと思っている。天国の祖母にも走る姿を届けたい。

◆車いすバスケ「千葉ホークス」代表 田中恒一さん

 千葉市は学校教育にパラスポーツを積極的に取り入れており、その縁もあって地元で走ることになった。今回はプレーヤーだけではなく、競技普及に携わっている仲間もメンバーに入っている。車いすバスケをはじめパラスポーツの活性化につなげたい。1年延期された大会が無事に開催されることを願っている。


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