
普段から何気なく使っているその言葉、もしかしたら「千葉の方言」かも…?
千葉弁、房総弁などと表現されることもある「千葉の方言」。千葉日報オンラインが「方言に関する会員アンケート」を実施したところ、およそ6割の回答者が「千葉の方言」を使っていることが分かりました。「相手に合わせて使うと距離感が縮む気がする」とあえて使用する人もいる一方、「知らずに使っていた」ほど定着している方言もあるようです。
さらに、千葉県内の各地で話されている代表的な三つの方言「あおなじみ(意味:青あざ)」、「おっぺす(意味:押す)」「おいねえ(意味:よくない)」について、認知度や使用状況を詳しく調査。方言によって認知度・利用頻度にバラツキがみられ、方言の"生き残り格差"も見えてきました。(デジタル編集部)
◆無意識に話している人も
アンケートは、千葉日報オンライン有料会員、無料メール会員のうち約260人が回答。9割以上が千葉県民でした。
まず、「千葉県の方言を使いますか」との質問には、「使う」「使うこともある」を合わせると約6割に上り、日常生活の中で方言が一定程度、使われていることが分かりました。
「同郷の人や他県の人など、数人が集まった時などに方言を使うと、場が馴染んだり盛り上がったりする」(茂原市・70代女性)、「ご高齢の方に合わせて方言を使うと、距離感が縮む気がする」(千葉市、60代女性)と、方言の「効果」を教えてくれるコメントも多数寄せられました。
一方、「使わない」という回答も4割近くありました。「小学生の頃に祖母から聞いた言葉はあるものの、今は使ってない」(我孫子市・50代女性)、「なくなることはないが、人々の移動が多くなるにつれ、徐々に薄まっていくとは思う」(印西市・60代男性)など、方言を巡る厳しい現状が浮き彫りになりました。
なお、千葉の方言はエリアごと、地域ごとに中身やアクセントが異なります。白子町の60代女性は「海岸線に嫁いで年配の方と接する事が多く、自然と使うようになった」。白井市の40代男性は「県内でも海側と内陸では方言が違う。それぞれの地域の個性が出て、私は好きです」とコメントしました。

◆「あおなじみ」 認知は8割、方言と気づかれない方言?
「内出血」を意味する「あおなじみ」は、約5割の人が「使う」と回答。「知っているが使わない」「使わないが聞くことはある」を含めた認知度は約8割に達しました。全国的には「青あざ」や「青タン」と呼ばれることが多く、地域色のある表現といえます。ただ、読者からは「あおなじみが方言とは知らなかった」(船橋市・60代女性)、「『青なじみ』が共通語、『青タン』が方言だと思っていました」(千葉市・30代女性)など、方言だとは知らなかったという声も複数寄せられました。
方言は必ずしも特別な言葉として意識されるわけではなく、日常語として定着することで、方言だと認識されにくくなるケースもあるようです。引っ越した千葉県民によって全国に広まれば、将来「じゃん」や「めっちゃ」のように"標準語"化していく可能性も「ゼロ」ではないかも!?

◆「おっぺす」は「知っているけど使わない」が最多
「押す」を意味する方言「おっぺす」は、知っている人が7割を超えているものの、「知っているが使わない」(約37%)が「使う」(約27%)を超えて最多に。「あおなじみ」と比べるとあまり使用されていない現状 ・・・
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